命を守る命令形

前回のブログで、即、避難!の大切さを力説しました
でも当時、大震災の時に「高台へ逃げろ!」と言われても
分からなかった外国の方が多くいたそうなんです

「逃げろ」という命令形は初級では習いません
そもそも日本語で命令する状況は、まずないですからね
でもこの緊急時に「高い所へ逃げて下さい」という構文を
使ってくれる人がいるかどうか…

今回のカムチャッカ半島の地震でNHKのテレビでは
「つなみ!にげて!」というテロップが出ていました
ちゃんと学習者に馴染みのある て形 が使われていましたね
ただ、コレ、男性はこうは言わないだろうな〜〜
やっぱり大声で「逃げろ!」って言うと思います
だから聞いた時にちゃんと反応できないとマズイので
いい機会ですから、ここでしっかり身につけてしまいましょう


どういう時に命令形が使われるのかというと

①災害時の指示

 海から離れろ! 急げ! 逃げろ! 早く行け! 避難しろ!

②強盗などによる脅し

 手を上げろ! 金を出せ! 静かにしろ!

。。。命令形には「命」という漢字が入っています
聞いてすぐ理解できないと、冗談抜きで命落としますよ!

③標識

 右に曲がれ   。。。でも命を守るという意味では

コレでしょう

④スポーツ観戦などの応援

行けー! 走れーー!! 打てーーー!!!
あらゆるシーンでよく使うのは 頑張れ〜!ですね

⑤上下関係がある時の強い命令

 立て! やれ! 帰れ!

。。。でも、こんな言い方したら嫌われる確率高くなるんで
くれぐれも命令形は 聞けば分かる、ぐらいにとどめておきましょう

親しい間柄では、使う場面、口調次第でフランクにも
なるんですけどね

 早く来〜い! 落ち着け〜!

そしてそして恋愛ドラマでありそうなセリフも
命令形で言われたら、胸キュン度が上がるかもしれません

 「…ずっと 俺のそばにいろ」

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