どちらも存在を表す言葉なんですけど、学習者のみなさんにとって
使い分けが難しいとか…

基本はこうかもしれないけど、木は生きてるじゃんとか
ゾンビも幽霊も死んでるけど「いる」を使うじゃんとか
例外多すぎ〜と思うでしょう。
でも結局、どっちを使うかのポイントは上の図の真ん中部分、
動く/動きそう か 動かない/動かなそう に尽きると思います
エレベーター付きの建物、という意味であれは
「このビルにはエレベーターがある」という言うでしょうが
早く乗りたいのに来るのが遅い!とイラついてる時なんかは
「まだ3階にいる」という言い方になるでしょう
駐車場に停まってる車なら「車がある」ですけど、路肩に停まってて
中に人がいる場合、いつでも動ける状態であれば「車がいる」
って言うだろうし…。実際、駅前に並んでるタクシーは「いる」です
動く、動かないが、どっちが自然に感じるかというみんなの意見を
集めたものが上の表ってだけですよ
だから人によって変わるケースもけっこうあります
同じクマでも

これは誰もが「クマがいる」と言うでしょう

これも多分みんな「クマのぬいぐるみがある」って言う

「めちゃめちゃある」

これはどうですか?仕事してそうって感じで、私は
「パソコンの前にクマかいる」って言いたいな。この辺は
その人がどう思うかで、自由に選べばいいんですよ

周りの大人にとってはただのぬいぐるみで「ある」だけど、
この子にとっては「いる」なんじゃないかな

映画を知ってる人なら絶対「いる」ですよね♪
私自身も以前、「漢字の魅力」という記事で
「埴輪(はにわ)がいる」という書き方をしました
でもはにわって、実際はこんなのですから

ほとんどの人は「ある」を使うだろうし、テストだったら
バツだと思いますよ。といっても、バリバリ日本語ネイティブの
この私がうっかり間違えたわけではないのです
私にとってはにわといえばこのテレビのキャラクターの
イメージが強くて。。。

もちろん、はに丸は動くし、しゃべるので、自然に「いる」って
書いてたんですよね。いいんですよ、試験でもない限り
そう思えたって方を使えば!
堅苦しく考えずにいきましょう♪