新札③ 五千円

2024年の7月に、全てのお札のデザインがリニューアル
されてから8ヶ月が経ちました

過去の新札の記事はコチラ→新札①千円  新札②一万円

千円と一万円はよく見るようになったのですが
五千円はいまだになかなか巡り会えません
でもここまで引っ張っても現状は変わらなそうなので
ひとまずこのシリーズも完結に向かいたいと思います
というわけで今回のテーマは新五千円札です!

五千円札の顔として選ばれたのは 津田梅子(つだうめこ)
日本の教育界と女性の地位向上に多大な貢献をした人物です

1864年東京江戸生まれ。梅子の家庭は、家柄に厳格な時代ながらも
教育に対する理解が深く、生涯を通じて彼女の教育の意欲を支えてきました
これを知った時、マララ・ユスフザイさんを思い出しましたね〜
やっぱり家庭環境ってすごく大事だな。。。

6歳の時(最年少!)に日本政府の後援を受けて、
他の女学生5人と共にアメリカに留学します。
そこで英語や西洋の学問を学び、日本帰国後に
それを活用して女性の教育に貢献したのです

1990年に「女子英学塾」(現在の津田塾大学)を創設


女子高等教育が一般的でなかった時代に、女性が高度な教育を受ける
場所を提供しようとする梅子の試みは非常に画期的でした!
当時の女子教育の目的は、結婚して良い妻となるためのものであり
外で女性が働けるような職などロクにありませんでしたから…
女性の社会進出を後押しし、多くの女性が学問を通じて
自己実現を果たすきっかけとなりました

梅子にも何度か縁談があったそうですが、
「二度と結婚の話はしないでください。もう、うんざり」
と手紙に書くほど嫌だったらしいですね
女性の高等教育に専念し、生涯独身を貫きました

裏は藤の花です

梅子が最初の留学から帰国したのは10年以上経ってからですが
その時日本語を忘れていたそうです!日記も英語で書いていたし
梅子にとっての母国語、第一言語は英語だったらしいです


みなさんと同じように、梅子にとっても、
大人になってから日本語を学んだようなものなんですね。
だから、流暢な日本語は話せなかったみたいですよ!
なのでたとえ思うように上達しなくても、落ち込まないでくださいね

その後もまた留学したり、日本と海外を行ったり来たり
していて、当時17歳だったヘレン・ケラーと会談したり
当時80歳だったナイチンゲールとも面会しています

梅子は生涯大切にしていた2つの宝物があり、
1つはヘレン・ケラーからもらった手紙で
もう1つは、ナイチンゲールからもらったスミレの花束を
押し花にしたものだそうです

こんなふうに海外の人たちと交流できるって
素晴らしいことですね
外国語できるって、やっぱりいいなぁ

私も英語、スペイン語、もっと上達しないと♪



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